Games-Japan Festa in Osaka 2002

日時:2002年11月10日(日)
場所:マイドームおおさか
報告者:闇鴉

 その日、おれは堺筋本町にいた。三宮んときと同じ出だしだが気にするな。今日はGames-Japan Festa in Osaka 2002。無論の事目当てはフロムソフトウェアブース。いや……あの男。

 後藤。我が戦友(とも)。

 ああ。だめだ。書きにくい。普通にレポートします。まずはまずは、オーソドックスに見てきたタイトルの感想から。

◆ARMORED CORE 3 SILENT LINE
 やはりまずはこれか。TGSと同じバージョンだった(広報後藤さん談)。

 新パーツは色々体験できた。脚部とか腕部とかはいろいろあったが、細部のデータとか憶えてないので省略。デザインは一風変わったのが多かった様に思う。
 まずコア。実弾EOのコア二つと、OB速度重視型一つを使う事ができた。実弾EOはエネルギータイプに較べると格段に使いやすくなっている。弾速が速いし、なんといっても空中で使ってもゲージが減らない。しかしあっという間に弾切れするので注意が必要。威力はMT相手だがそこそこ。OB重視型のほうは、確かに速度が速かった、ような、気がする。タンクでも800km/sくらいは出てたような気がする。うろおぼえだが。
 武器は使ってわかりやすかった。二発同時発射プラズマガンは、重量も軽く使いやすい。わりと弾切れしやすいのが難点。フィンガーは相変わらず強い。昔より弾が収束しているような気がする。新型拡散バズーカは……とりあえず前のとあんまり違う様には思わない。
 続いて左腕装備。超ロングブレード、ハルバード。長い。びっくりするくらい長い。長いのが好きな人むけ。そして左腕マシンガン。性能はよさげだが、ボタンを押しにくいのが難点。あと右腕マシンガンと同時に撃つと、とくにコックピット視点ではマズルフラッシュで何がなんだかわからなくなる。そして左腕三点バーストライフル。やはり良いが、ボタン押しにくい。今回はキーコンフィグが必須になりそうな予感。
 肩武器。噂の追加ブースターは、変なバグで能力を見られなかった。確かにブースターを吹かす時、連動して炎を出しているようだった。縦に四分裂するミサイルを二発同時発射する両肩ミサイルがあった。両肩ミサイル強し。そしてハイアクトミサイル。これは追尾性能が高い小型ミサイルだそうな。ぱっとみ、使いやすい小ミサという感じ。それほど追尾追尾はしてない。昔のストーカーミサイルほどには。気に入ったのは肩装備リニアガン。エネルギー兵器なのだがゲージ消費は少なく、グレネードみたいなエフェクトの弾を発射する。威力はいまひとつ。1120とかそんくらいだった気がする。
 武器腕はとにかくかっこいい。以上。それ以上聞くな。
 エクステンションで連動発射魚雷があったが、これは二つに分裂する特殊な魚雷。二分裂が二発同時発射だから結局四発とんでくんだが。

 遊べたのはミッション二つだけだった。どちらも同じマップ(雑誌とかにでてきてる、基地のマップだ)で、どちらも敵殲滅ミッション。片方は簡単なやつでACを僚機として連れて行ける。もう片方は強制僚機の難ミッション(ってほどでもないが)。難しい方は、MTを全滅させるとグレイクラウドっぽい巨大兵器が出てくる。攻撃方法もミサイルの雨霰プラス、恐怖のグレネードマシンガン! しかし妙に耐久力が低い上、ときどき停止するために上に載る事も容易なので、倒すのは難しくない。移動してる時のスピードはグレイクラウド以上。

 そして期待のコックピット視点だが、これはもう鼻血が出るほどの格好良さ。操作しにくいがそんなこと問題ではない。敵機のパクリっぽいがそんなこと問題ではない。おもしろけりゃいいのだ。

◆天誅参
 全さんからリクエストがあったコレ。なくても見てくるつもりだった。感想はとりあえず一言、「あいかわらず」だ。

 遊べた任務は「女郎屋にたどり着け!」。実際は、女郎屋で女の子を襲ってる(イメクラ?)侍を倒し、その後に出てくる拳銃装備の侍を倒す事が目的となる。

 まずは森の中から始まり、滝の上までたどり着くとイベント。滝壺へと落下しながら印を結ぶ力丸。
「臨兵闘者開陣列在前!」
 どぼーん。
 なんかデビルメイクライ2のプロモに似たシーンがあったぞ。

 よくわからんオープニングイベントの後、街へと移動。女郎屋はすぐそこなのだが、とりあえず周りでうろうろしてる侍からかたづけることにする。屋根から屋根へ飛び移り、華麗に着地。壁に貼り付いて様子をうかがう力丸。向こうには弓を持った侍が一人。
「どうしたものか……よし、これでいこう」
 力丸が握りしめたのは毒団子。いきなり「おおりゃあー!」とか叫びながら侍に斬りかかる力丸。切られた敵がよろけてる隙に団子を投げ捨て、前転の連続で即座に離脱。また家の影に隠れる。
 真っ正面から袈裟切りにされたはずの侍は、そんなこと意にも介せずあたりをきょろきょろ。もう忍者がいないとわかると、再び通常業務に戻るお役所仕事っぷり。
 そして目に付いたのは足元の団子。なんの疑いもなく侍はそれを拾いあげ、パクッモグモグウッグハア!
 ……痺れて苦しんでる侍に近寄って必殺。
 バカっぷり健在。

 さて、色々忍具は使ってみたい力丸。今度は着物を持っていそいそと着替え始めます。
 いきなり女装した力丸。カタナをぶらさげた女ってのもかなり異様なはずだが、女ってだけで油断する侍はあっさり接近を許す。
 ドロンと変身を解きながら必殺。

 女郎屋に入ると、侍二人がなんか変な踊りとか踊ってた。
「表へ出ろ。振り付けしなおしてやる」
 イベントで無理矢理侍をひっぱりだす力丸。しかし斬りかかってくる侍を尻目に力丸は逃げる逃げる。家の影に隠れてこっそり近寄ってくるのを待つ。そして、こちらに背中を向けた瞬間躍り出て、後ろから首を掻き切って必殺。もう一人も同様に必殺。

 これで女郎は救われた。かと思った瞬間、響き渡る銃声。現れたのは右手にカタナ、左手に拳銃を持った着流しの侍。
「せっかくの宴が台無しじゃねえか。この斬不斬もどきめ」
「やかましい。おまえこそ装備がデビルメイクライとかぶってんぞ」
「うるせえおれの必殺技をくらえーこのー」
 あろうことか侍はカタナを切り上げて力丸を宙に浮かせたかと思うと、下から拳銃を乱射。なぜか空中に止まってばんばん撃ち抜かれる力丸
「おいマジでデビルメイクライかよお前!?」
「だからどうした」
「もう許さん天誅ー!」
 ずばっと侍を倒して任務完遂。

 ……というわけで……相変わらずですw

◆OTOGI
 まあ、ふつうのアクションといったところか。目に付くものがたいがい壊せるので、どっかんどっかん壊し歩くのが気持ちいい。壊れエフェクトも結構派手。屋内のステージとかは、壁をがんがん壊すと外から光が入ってきて妙に明るくなるw
 主役のライコウは動きが緩慢だが、それをトロいとか表現するようではまだ甘い。その緩やかで流れるが如き動きはもはや優雅という言葉すらも不適当。そう、それは「雅(みやび)」。このゲームをプレイするときは是非とも平安貴族になったつもりで。
 巫術とか格好いいので期待大。ふつうに爽快なアクションゲームといえそうだ。武器も色々選べるし。

◆1000Land
 ストラテジーゲーム。なのだが、何度かプレイしても結局どうすれば勝ちなのかわかんなかった……

◆RUNE2
 まあ、正当進化形か。主人公のへそだしスタイルがたまらん。
 気になるのは敵キャラとして、エヴァーグレイスに出てきたのと全く同じデザインのやつがいたこと。キュー!とか泣く鳥モドキな。シャルアミ編の天を衝く塔にいたあいつだよ。
 あと、これを遊ぶとVジャンプの人から特製ハンディ扇風機が貰えた。これ、まえにうちのサークルの例会に誰かが持ってきたやつじゃねえか。冬に扇風機てあんた。
 ちなみに、イベントパンフには「過度なコスプレ禁止」って書いてあるのに、一番過度なコスプレしてるのがこのVジャンプの人ってのはどうかとおもう。いやマジで。顔緑に塗って全身タイツってのは。どうかと。

◆J-Phoenix コバルト小隊編
 いちおう遊んでみたのだが。
 ……つまらん。爽快感がなくなったら終わりだと思った。

◆デビルメイクライ2
 面白そうなので遊んでみた。てっきりバイオハザードと同じ操作系なのかと思ったら、オーソドックスな入力方向移動型だった。
 んでこれがなかなか。どうして。おもろい。ぴょんぴょん無駄に跳び回りつつ銃を乱射。剣でズバズバ。普通に爽快なアクションといえよう。OTOGIんときも同じこと言ったけど。

◆トマック
 ……どっからつっこめと!?

◆忍
 忍者がバシバシ闘うアクションゲーム。爽快。こりゃいいや。

◆アンリミテッド:サガ(未プレイ。後ろで見てただけ)
 なんかグラフィックがゼノギアスなみなのはどうよ? 戦闘とか面倒くさそうだった。

◆スターオーシャン3(未プレイ。後ろで見てただけ)
 ああもう。戦闘とか面白そうなのになあ。なんでかなあ。
 キャラが気にいらないんすよキャラが!

 といったところ。さて、それでは皆様お待ちかね。後藤レポートの時間がやってきましたよ!
 今日の後藤さんはタートルネックの黒いセーターに黒パンツという動きやすいスタイルでした。最初フロムブースに行って彼を眼にした時、彼は。
 ひとりで1000Landやってた。
 寂しすぎるよ後藤……

おれ「ども、後藤さん。SLに誤植ありましたよー、ほらあのレイヴンの「ヴ」が「ブ」になってるでしょ」
後藤「(迷惑そうに)あー、あれはTGS版だから、これから誤植とかもなおしていくんです。ご指摘アリガトウございます」
おれ「それにしてもいいですねえSL。でもせっかく二丁拳銃なのに、同時撃ちが」
後藤「やりにくいでしょう(笑) ほら、こうやって(指をピースに開いて□と○を同時に押すジェスチャー)」
おれ「(笑) キーコンフィグ換えた方が早そうですね」
後藤「そうですね」
おれ「あれもいいですね、天誅! びっくりしてたんですけど、どうして突然フロムさんから出ることに?」
後藤「ええ、ACTIVISIONさんとは、もともとRUNEの北米販売の時にタイアップしてたんです。それで今回、ACTIVISIONさんから北米で先に発売が決まったんですが、日本での販売元がなかなか決まらなくて。あちらもいろいろあたってみたらしいんですが、結局うちとタイアップってことになったんです」
おれ「なるほどー。いやあ、それにしても面白い。ぼく、前作を少しやったことあるんですが、変わらずいいですね」
後藤「会社は変わっちゃいましたけど、前作を作ってたスタッフは今回も制作に携わってますからね。ああ、あれはTGSと同じバージョンですけど、北米向けのロムはもっと開発が進んでいて、動きももっと良くなってるしグラフィックも向上してますよ」
おれ「楽しみですねー。ところで、Xbox向けのソフトがあそこに二本出てますけど、さらにソフトを出す予定はあるんですか?」
後藤「ええ。まだ表に出してはいませんが、企画はすでに立ち上がってます」
おれ「おお! ぼく、叢のためにXbox買ったんですよ。だからもっとフロムさんにソフト出してもらわないと(笑)」
後藤「もちろん、そういう方のためにも(笑)」
おれ「安心しました(笑) それじゃ、発売を楽しみにしてますー」
後藤「ええ、ども、ありがとうございましたー」

 アーマード広報後藤との短い対談のあと、おれはイベント会場を立ち去った。また会おう後藤。我が戦友(とも)。
 つぎに会う時は……おれの相棒を持っていくよ。そう……デジカメという名の相棒を。

 あと、抽選会があったのだが、おれの目の前でXboxあてやがった奴がいたことを付け足しておく。
 ……おれのははずれのカタン体験版でした。どちくしょう。