タイトル:ゴーストトリック
メーカー:カプコン
ジャンル:アドベンチャー
発売日:2010年6月19日
ハード:DS
一周クリアまでのプレイ時間:プレイ時間が記録されないため計測不能。おおよそ10時間程度だったと思われる
ゲーム感想第17弾。「逆転裁判」のスタッフがおくるカプコンのアドベンチャー、「ゴーストトリック」です。
《ゲームとストーリーの概要》
暗い夜のゴミ捨て場。追いつめられた美女と、それを狙う殺し屋。主人公は美女を助けたいと思うのだが、それは不可能なことだった。なぜなら、主人公は美女より先に死んじゃってたからである……!
というわけでイキナリ幽霊になってしまった主人公。ヒロインが殺されるのを、指をくわえて見ていることしかできません。が、そのとき現れた謎の人物によって、主人公は不思議な《死者のチカラ》の使い方を教わります。
トリツク……近くにある物に取り憑く。
アヤツル……取り憑いたものを作動させる。
サカノボル……死体に取り憑くことで、その死の4分前に時間を巻き戻す。
三つのチカラを駆使して、本来なら死ぬはずだったヒロインを助けることに成功した主人公。
ところがここに、もう一つ重要な問題がありました。主人公は生前の記憶を全て失っていたのです。一体自分は誰なのか? なんでイキナリ死んでしまわなければならなかったのか? その謎を解く鍵は……今夜起きた殺人事件、その被害者となったヒロインしかいない!
かくして、幽霊となった主人公の奇妙な自分探しが始まるのでした。
というストーリー。
基本的には、ステージクリア型のコマンド総当たり式アドベンチャーゲームです。Flashなどでおなじみの「脱出ゲーム」に似た感覚と思っていただければ間違いありません。
主人公が新しいステージに到着すると、だいたい誰か死んでます。主人公はその死体に取り憑き、時間をさかのぼって、死の運命を変えることになるわけです。その手段は、ステージに配置されたさまざまなオブジェクトを「アヤツル」こと。
捨てられたギターを突如かき鳴らして殺し屋の気をそらしてみたり、隠れて狙撃しようとするスナイパーをライトで照らして目立たせてやったり、あるいはもっと直接的に、頭上から鉄球を落としてみたり。そういう細かな(鉄球はトドメの一撃って感じですが)動作を積み重ねて、最終的に犠牲者の死を回避すればステージクリアです。
ただし、いかに死者のチカラといえども、無制限になんでも操れるわけではありません。「トリツク」の効果範囲は半径1mほどしかありませんので、遠くに移動したいときは次々と別の物に取り憑いていくか、取り憑いたオブジェクトを「アヤツル」で移動させるか、とにかく何か工夫が必要です。「アヤツル」のパワーもあまり強くはなく、重たいものを持ちあげることはできません。そこらあたりの制限をどう工夫して乗り切るか、がこのゲームのキモになるところです。
《ストーリーとキャラクターについて》
キャラクターは実に荒唐無稽。
ヒロインは会うたび死んでるわ、モノは知らんわ、言動が支離滅裂だわ、だんだんずうずうしくなっていくわ、ふとももがエロいわ、事件の捜査そっちのけでめちゃくちゃウマそうに肉食うわでもうえらいこっちゃです。(←この時点でだいぶ萌えている)
マスコット的な小動物はだいぶ頭がヘンだし(まあかわいいけど)、ヒロインの上司にあたる刑事さんは古畑任三郎とエルヴィス・プレスリーを足して二乗したような感じだし、その他諸々、奇人変人のオンパレードです。
ところが、キャラクターたちのエキセントリックさに比べて、ストーリーは常にシリアスムード。主人公は、生前の自分が何か大きな陰謀に関わっていたらしいことを突き止め、自分の正体を探るため、その陰謀に首を突っ込んでいくのですが……その過程で次から次へと現れる謎、謎、謎。一度つかんだと思った手掛かりが、あとで根底からひっくり返されることもしばしば。結局、最終章にいたるまで謎の連鎖は続き、最初はバラバラに見えたいくつかの事件が、複雑に絡まりあいながら終盤で一本にまとまっていきます。
このあたりの謎の見せ方は実にサスペンスって感じで、うまくまとまっていると思います。サスペンスもの、推理ものが好きな人には良いのではないかと思います。
ただ、欠点は、その謎解きが終盤での長い「語り」にほとんど任されてしまっている点。推理と調査によって真相にたどりつくのではなく、ちょっと手掛かりをつかんだ主人公に対して、数名の真相を知っている人間が「そうか……そこまでたどりついていたのか……」てな感じで、残りの情報をべらべら喋りまくる、という展開になってしまいます。
まあ、推理モノのベースは謎の連鎖であって、謎解きの部分は大した問題ではない、ということなのかもしれませんが。
《ゲーム部分について》
先述の通り、基本的にはステージクリア型の総当たり式アドベンチャー、特に脱出ゲームに近い感じです。
主人公は色々なオブジェクトに取り憑き、それを作動させることで、犠牲者の死を回避したり、必要な情報をつかんだりしていきます。
普通のアドベンチャーと違うのは、多少のアクション性を含んでいるところ。たとえば、ボールが戸棚のそばにあったとします。そこで戸棚を「アヤツル」と、開いた戸にぶつかって、ボールが飛んでいってしまいます。このとき、すかさずボールに「トリツク」と、主人公はボールと一緒に長距離移動することができるわけです。
このように、複数のオブジェクトの動作を連係させて、思いもよらぬ効果を生むのが、このゲームの面白いところ。主人公の口癖に「これでどうだッ!!(SE:ズビシィィッ!!)」というのがあるのですが、決定的な手を打てたときはまさにそんな気分です。
しかし残念だったのは、自由度の少なさ。
というか、オブジェクトはステージごとに全然ちがうもので、同じオブジェクトでもステージによって違う動作をしちゃったりしますので、結局、うまく動くものを探して総当たりで「アヤツル」を繰り返すばかりになってしまいます。要するに、これまでのステージでつかんだ動かし方が、他に応用できたりはしないわけです。
利用方法が判明しているオブジェクトが、ステージごとに異なる配置になっていて、その組み合わせ方を模索する、というようなゲーム構成になっていれば、もっとパズル的な要素が強まって面白かっただろうと思うのですが。
単なる総当たりの脱出ゲームの域を出ないな、と感じた理由はそのあたりにあります。
あと、ちょっとヒントを出し過ぎだったかな? と思うところもあります。
詰まってクリアできなくなっちゃう人のための措置なのでしょうが、ステージ中のキャラクターたちの会話を聞いていると、ヒントというか、そのものズバリの解答を言っちゃってるような内容も多くて、「おいこらネタバレすんじゃねーよ犬ゥー!!」とか思ってしまいます。
《総評》
古式ゆかしいコマンド総当たり式アドベンチャーに、多少のアクション性を持たせ、そこそこきれいにまとまったサスペンス・ストーリーと融合させた、新味のある脱出ゲームです。
しかし、ゲーム面でもストーリー面でも、きれいにまとまっている反面こぢんまりした印象で、何度も繰り返しプレイしたくなるような魅力、ステージをクリアしたときのカタルシスには、やや欠けていると思われます。
いくつかの大きな欠点はありますが、脱出ゲーム好き、アドベンチャーゲーム好き、謎が謎呼ぶストーリー好き、大食いヒロイン好き、ミニスカートの下に見えてる健康的なヒロインのふとももが上から羽織られたロングコートに隠れつつチラチラ見えるようなの好き、などにはオススメできますよ。
「ま、健康なのがウリだからね!
そこ!! 死人のくせに健康!? とか言わない!!」(ズビシィィィッ!!)
「私は何も言ってない!!」(ズガシャァァァッ!!)
《追記》
当日に書いておいて追記もないもんですが、上の感想本文中に書くべきかどうか迷い、結局このような形で書くことにしました。以下の内容はこのスタッフの以前の作品「逆転裁判」と比較しての感想であって、新作に対するフェアな感想とは言えないだろう、と考えたからです。
「逆転裁判」に比して、「ゴーストトリック」にはカタルシスがありません。
「逆転」も、自由度はほとんどありませんし、ゲームシステムの面ではなんら「ゴースト」と違うところはありません。古典的なコマンド総当たり式アドベンチャーの域から一歩も踏み出していないわけです。
にもかかわらず「逆転」が面白かったのは、キャラの魅力などもさることながら、裁判シーンのカタルシスのおかげであったと思うのです。
「逆転」は、大きく捜査パートと裁判パートの二つにゲームが分かれていて、捜査パートや最初の裁判パートなどでは、なかなか真相に近づけず、敵(容疑者や検察官)にいいようにやりこめられるのが通例。その中で、徐々に手掛かりを集めながら、ジリジリと詰め寄っていくわけです。
それが、最後の裁判パート、特にその中盤以降では一転。これまで集めてきた手掛かり、証拠が、「一つに繋がった!」と思った瞬間、音楽が激しく軽快なものに変わり、あの独特の効果音とともにギザギザ吹きだし拡大フォント画面シェイクを連発しながら、決定的な証拠を「ズビシィィィッ!!」「ズビシィィィッ!!」と叩きつけまくっていく。
あとはサイバンカンの「判 決!!」に向けて怒濤のように突き進んでいくのです。
この、ジリジリした捜査と、最後に全ての証拠が連鎖して一気に解決に向かう爽快感とのギャップが、「逆転」最大の魅力でした。(と、少なくとも俺は思っています)
ま、爽快感を際だたせるためには、その前にどうしてもジリジリとした「溜め」の部分が必要になる、というわけです。
そのあたりが、今回の「ゴーストトリック」は上手くなかったな、と思うわけです。もちろん全体を通じての謎が謎呼ぶ展開は、それなりに盛り上がりもあって良いのですが、事件の一つ一つ、ステージの一つ一つは、基本的にのっぺりした平坦なテンションで進んでいきます。
仮にコレを2時間でまとまる映画にしたとしたら、かなりの傑作になったのではないかとも思えます。しかしこれはゲームであり、一日に1時間か2時間ずつ、ストーリーもちょっとずつ進めていくのが普通なのです。
そこらあたりに、どうも「ゴースト」にハマりきれない原因があるのではないかな、と分析する今日この頃です。
ま、俺は「逆転裁判」は初代しかやったことがないので、逆転裁判2以降がどうなのかは、全然知らないのですが。シリーズ通してのファンの方からみて見当外れのことを言っていると感じられた場合は、どうぞご容赦ください。
タイトル:Another Century's Episode:R
メーカー:フロムソフトウェア(製作)、バンダイナムコゲームズ(販売)
ジャンル:ロボットアクション
発売日:2010年8月19日
ハード:PS3
一周クリアまでのプレイ時間:約9.5時間
ゲーム感想第16弾。俺は……俺はこれを待っていた!! ACEシリーズ最新作、「Another Century's Episode:R」です。
《ゲーム概要》
このゲームは、複数のロボットものアニメ・漫画・小説などから、主要なロボットたちが一堂に会して共に戦うロボットアクションゲームです。
誤解を承知で端的に表現するなら、「スーパーロボット大戦」のアクション版といったところです。
《ゲームシステムについて》
好きなロボットを選び、ステージに繰り出して、ひたすら大暴れ! それがこのゲームの全てです。
難易度バランスはいわゆる「無双系」に近く、一部の強敵をのぞけば、ザコたちはどれだけ集まろうと基本的にプレイヤーの敵ではありません。ザコたちをばったばったと薙ぎ倒しつつ、広い戦場を駆け回って、ステージの目的を果たすために戦いまくるゲームなのです。
今回は、操作系が完全に一新され、従来よりゲームスピードが落ちました。かつ、ウリの一つであった「打ちたいときに即すきな武器を打てる」システムではなくなったため、とっさのときにどうしてももたつきます。
また、「テンションシステム」というのが追加されまして、最大三つの基本武装以外は、ゲーム中に敵を倒したり時間経過を待ったりしてテンションを高めなければ、使うことができなくなりました。一発撃ってしまうとテンションは下がりますので、また溜め直しになります。そのため、様々な武器を駆使して敵と戦うことができません。基本武装以外はいざというときのためにとっておかねばならないからです。
従来は、ふつうに弾数制限があるだけだったので、その範囲内で打ちまくることができたのですが……(打ち切ってもほとんどの武装は時間経過で弾数回復しますし)
《ストーリーについて》
元々、ストーリーを期待するようなゲームではないので、今回も特に見るべき所はありません。
会話シーンはシリーズ随一の長さですが、そのほとんどが自己紹介や、事務的な状況説明であり、こういうゲームの魅力になりうる面白いクロスオーバーなどは、あまりありません。もちろん、部分的にくすりとする程度の面白さはありますが。
《総評》
操作系の一新と、追加されてしまった新システムによって、従来の楽しさが致命的なレベルで失われてしまった作品です。これまでシリーズを重ねるたびに、順調に進化してきたシリーズだけに、なぜこんなふうになってしまったのか、残念でなりません。
ただ、原作のファンが「キャラゲーならこんなもん」と割り切って楽しむには、充分な程度のクオリティはあると思われます。
さほど面白いゲームではありませんが、ロボットのクロスオーバーもの好き、参戦作品に好きな作品がある人、などにはオススメできますよ。
タイトル:LUNAR ハーモニーオブシルバースター
メーカー:ガンホー・ワークス(販売) ゲームアーツ(開発)
ジャンル:RPG
発売日:2009年11月12日
ハード:PSP
一周クリアまでのプレイ時間:約20時間
ゲーム感想第15弾。前にまとめ買いしたソフトがこれで一段落しました! 名作RPGのリメイク版、「LUNAR ハーモニーオブシルバースター」です。
《ゲーム概要》
このゲームは、ストーリー主導型のシンプルなRPGです。原作はメガCD(メガCDなんてハード、何年ぶりに名前聞いたか!)で92年に発売された「LUNAR ザ・シルバースター」だそうです。
「ゲージMAX時のみの必殺技」「シンボルエンカウント」「戦闘フィールドにおける距離の概念」など、後発のRPGが培ってきた要素を追加してはいるものの、遊んでみた印象は典型的なコマンド選択型RPGの域を出ません。キャラクターの成長要素も「レベル」と「装備」の2種類のみと、現代の標準的なRPGと比べれば飛び抜けてシンプルなゲームシステムになっています。
良くも悪くも、ストーリーを楽しむことに特化したゲームである、ということは間違いないでしょう。
《ストーリーについて》
一言で言うなら、王道アニメです。
主人公は、過去に世界を救った英雄に憧れ、冒険を夢見る少年。彼はふとしたきっかけで、幼なじみの美少女といっしょに故郷を旅立つことになりました。しばらくの間は各地の事件を解決しながら、後のパーティメンバーたちと出会ったり別れたりしつつ緩やかに話は進行します。
しかし中盤で転機が訪れます。幼なじみの少女が、突如出現した悪の親玉にさらわれてしまうのです。一時は失意のどん底に落ち込む主人公ですが、やがて、これまで出会った仲間たちとともに、悪を倒し幼なじみを救い出すべく立ち上がるのでした……!
これでもかっ! これでもかっ! えいっえいっ! というくらい王道です。
最後の最後まで、こちらの期待を裏切ることなくベッタベタな感じでストーリーは展開します。
特筆すべきは、キャラクター描写が抜群に丁寧なこと。
やや極端めな性格のキャラクター(といっても、アニメのキャラ付けとして見るなら標準的なもんでしょうが)たちが、台詞の一つ一つで生き生きと動きます。
メインストーリー中の会話シーンはもちろん、街の人たちとのちょっとした会話の中にも、キャラクターたちが感想を述べたり街の人に返事をしたり、そういうやりとりがきちんと詰め込まれています。その膨大なテキスト量によって、キャラクター描写を成立させているのです。
もちろん、そんなんどーでもいい、キャラ描写なんてうざったい、と思うプレイヤーは街の人たちと会話をしなければ済むわけで、このあたりの任意性はRPGならではです。
序盤~中盤にこの丁寧なキャラ描写で愛着を持たせておき、中盤の転機からあとは怒濤のように盛り上げていく、という構造がうまいことできていると思います。
《ゲームシステムについて》
残念ながら、特筆すべきことが何もありません。
単純なレベル制、装備品による自己強化、レベルアップで覚える魔法や技など、どこを見てもどこでも見られるような要素ばかりで、良く言えばシンプル、悪く言えば何も考えていない、という印象しかありません。
そんなんでも、きちんと遊びやすく作っていてくれれば、別段文句はなかったのですが……
詳しくは次の項目にて。
《リメイクに伴う問題ついて》
はっきり言ってしまうと、全体としてこのゲームに好印象を持っていないのですが、俺が推測するにその原因はリメイク時の変更・追加点にありそうです。
不満点を列挙してみると、
・ロードが長い
マップ切り替えのたびに3秒。街の中で家に出入りするだけでも3秒。エンカウントでも3秒。おかげで、せっかく作り込まれた街の人の会話を聞きに行く気が、途中から失せてしまった。
・シンボルエンカウントが鬱陶しい
シンボルエンカウントの意義は「能動的に(ある程度)エンカウントを制御できる」点にあると思うのですが、敵シンボルの移動速度が主人公と同じ&ぴったり追いすがってくる&マップが狭い、の3点によって、エンカウント回避はほとんどの局面で不可能。むしろマップ切り替えるたびに敵が復活して、その都度全員と戦闘になるため、戦闘回数が無駄に多く感じられる。宝のある小部屋への出入りとか最悪……
・主人公の移動速度が遅い
遅いです。そしてダッシュ機能とかもないです。恐らく、シンボルエンカウントを回避できなくするためではないかと思われます。
・無駄なウェイトが入る
特に戦闘において、いちいち無駄にウェイトが入ってテンポが悪くなります。
技を発動してエフェクトが出始めるまでに1.5秒、誰かが技を出し終えて次のキャラが動き始めるまでに1.5秒、ターンが終了して次のターンのコマンドが出るまでに1.5秒、一人のコマンドを選択して次のキャラのコマンドが出るまでに1秒、戦闘が終了して全員が決めポーズを取るまでに2秒、決めポーズを取ってからリザルト(経験値とお金)が表示されるまでに1.5秒ッ……!
いらいらするー!! さっさとせんかぁー!! って感じです。
・戦闘が単調
今回、リメイクにともなって戦闘バランスが調整されているそうです。
原作よりだいぶ簡単になっているそうで、おかげで、ザコ戦闘は全体魔法連発(中盤以降は全体即死魔法連発)、ボス戦闘は毎ターン全体回復&単体攻撃技連発、以外にすることがありません。
いちおー、状態変化技や防御力アップ技なんかもあるんですが、状態変化は効かないし、敵の怖い攻撃は全部魔法扱いなので防御力意味ないし……
・最初の追加イベント
今回のリメイクで、ストーリーの最初に「過去の英雄たちがラスボスと戦うシーン」が追加されているのですが、これがまたひどい。こちらは何も知らない状態だというのに、意味不明の単語を並べて(そりゃふつーは、それまでのストーリー中で一つ一つ説明するもんでしょうが)ラスボスっぽい会話をして、いきなりラスボス戦。しかも英雄たちは無敵状態で、てきとーにやっていても必ず勝てる。
そんな意味不明のイベントに付き合わされること、実に20分。その間、プレイヤーはほぼ操作不能。この時点でやめようかと思ったくらいでした。
しかも、なんかこの冒頭のシーンの中で、本編のラスボスの正体ネタバレしてるし……! あれで隠したつもりなのか! 予備知識ゼロでも一発で分かったわ! ……痴れ者め!!(開発スタッフへの暴言)
《総評》
ストーリーに特化したシンプルなRPGです。そのストーリーは王道で、キャラクターにも魅力があり、描写も丁寧で好感が持てます。このあたり、さすがに名作と呼ばれただけのことはあると思います。
ただ、現代のRPGとしては若干苦しいレベルにあるシステムのシンプルさと、何より、長すぎるロードや鬱陶しすぎる戦闘時のウェイトによって、ストーリーの良さを存分に味わえなくなってしまっています。
ストーリー重視のRPG好き、王道好き、アニメ好き、微エロ好き、上記の欠点を許容できる人、にはオススメできますよ。
